ケンカの本当の原因は、高すぎる理想とプライド。家庭はひとりで作るものじゃない。
2019年はじまって早々に夫婦ケンカをしました。そのことは『ケンカするほど仲がいい。はホント?を考察してみた。』と記事にしています。
わたし達のケンカの要因は [過度の甘えと期待] です。そのことを書いてあります。よかったら、読んでみてください。
今回はそれから1ヶ月が立ちました。
『ケンカの本当の原因は、高すぎる理想とプライド。家庭はひとりで作るものじゃない。』とその後のことを書きました。
ケンカして、ごめんねが言えてやり直せる。それができるうちは、大丈夫かなと1ヶ月たって思います。
直後の気持ち
ケンカで話し合っているとき、(そろそろ終わりにしたい)という思いがわたしの中から湧いてきました。
これは今までにないことです。
だからといって嫌いという感情もありません。憎しみもないです。
15年間に幾度となくケンカは繰り返していますが、離婚というキーワードは一度も出たことがありませでした。
ですが今回ははじめて、離婚というキーワードが話し合いの中で使われました。
結論だけいうと、離婚はしません。
ただひとつ確かなのは、完全に自立しようという決意が固まりました。
勝手な約束
旦那さんは、わたしが22歳で結婚していることに対して、何故か申し訳ない気持ちを持っています。
20代の遊んだり仕事したり、一番自分に使える時間がある時期を子育てに費やしてることが、不備に思うようです。
かなり失礼な話です。何度説明しても、
「そう言ってくれるのは、あなたの優しさで、俺のおもいとは別だ。」と譲りません。
そんな旦那さんは、わたしが30歳になったときに勝手な約束をしました。
- パート収入は家計に入れなくていい
- 旅行や飲み会も自由にしていい
- 家のことはそこそこでいい
「20代出産と子育てと大変だったから、30代は好きにしていいよ」となんとも理解のあるようなことを言い出しました。
わたしが催促したわけではありません。
甘い言葉は魅力的
気前良いことを言ってくれた旦那さんですが、ツッコミどころ満載な勝手な約束でした。
でも、甘い言葉は魅力的です。30代前半はゆる〜くその勝手な約束にのってしまいました。
娘ふたりは小学生に上がっていて手はかかりません。
安心して久しぶりのひとりのお出掛け。お友達とお酒飲んで語ってすごく楽しかったです。
甘い言葉は魅力的でしたが、心配というパワーワードを使い、嫉妬することもあり正直めんどくさかったです。
無理のしすぎ
旦那さんが勝手な約束したのは、自分の中の理想の男像を実現したかったからだそうです。
旦那さんは団塊ジュニア世代です。
「父親とはこうあるべきだ。」ということが、だんだん強くなっていきました。
同時に、わたしに対して 「母親はこうあるべきだ」 という考えを、少しずつ押し付けてくる形で現れはじめました。
- 仕事に打ち込み、残業が増えました。
- 土日もどちらかは仕事に行きます。
- 昭和の父親像とそっくり同じです。
そんな無理をして大丈夫なはずがありません。身体も心もボロボロになっていきました。
意固地になって頑で聞く耳を持たなくなっていました。
お互いに限界
診断こそされていませんが、うつ病で間違いないとわたしは思っています。
ネットで検索したチェック項目は当てはまるものばかりです。
うつ病克服した友人に相談したら、自分の経験と同じようだと心配して病院紹介すると言ってくれました。
でも病院の話はとても嫌がります。病気に向き合うのが怖いからだと思います。
仕方ないので、わたしのできる限りで支えていました。
基本的には本人の好きにしてました。
トータルで3年。最後の1年(昨年)は、わたしも限界を迎えケンカが頻発しました。
原因と話し合い
旦那さんは、わたしに対して「母親はこうあるべきだ」という考えを少しずつ押し付けてることにも無自覚でした。
自分がした勝手な約束と理想の男像に固執し囚われていました。
- 家庭を持ち養っていくには、プライドも必要でしょう。
- 男として、こうでありたいという理想も悪くはありません。
でも、 家庭はひとりで作るものじゃない。と一番大事なことを見失っていた ことが、本当の原因です。
年末年始にした大ゲンカを経て、はじめて離婚というキーワードが話し合いにでました。
冷静さを取り戻していくうちに、ようやく自分がまるで乗っ取られていたかのような状態だったことを理解しました。
- ひとは、わかることがスタートです。わかれば、変われます。
- ダメな自分を認めて受け入れて許してあげれば、変われます。
あれから1ヶ月間はいい争うこともケンカもありません。
ふたりの理想
ケンカのあと話し合いをしました。
ようやくプライドを捨て、パート収入を一部家計に入れるように言ってきました。
(言われなくても家計として使ってることはありました。プライドに触れぬよう黙ってただけです。)
自分の不甲斐なさを受け入れるのは大変そうですが、ダメなところも好きですよ。
完璧なんて最初から求めていません。わたしも完璧を求められたくないですから。
ふたりの理想
- 次女が成人するまで残り6年は家族のために働く
- そのあとは、お互い自由に本当にやりたい事をやる
- 地球の裏側に行ってもいい
- 新しく恋人ができたら離婚してもいい
愛とは?
わたしには大切にしてる言葉かあります。
『ケンカするほど仲がいい。はホント?を考察してみた。』にも書きましたが、改めて。
たぶん愛とは、
ぼくがきみをそっときみ自身へ戻してあげることなんだ。
ぼくが望むきみでなく、本当のきみ自身へ・・・。
わたしの理想です。
ケンカのあと話し合っていたとき、旦那さんとも共有できました。
まとめ
家庭はひとりで作るものじゃない。
そのことを忘れてしまい、ひとりで意固地になり頑張るのは、側にいる方もツラいです。
ケンカしないで仲良くいられたら、それが一番の理想です。
今まではケンカすることも必要だったかもしれないけど、もうそれはおしまにします。
年末のはてなブログのお題のときに、『夫婦に正解はない。理想のコンビはオリジナルな関係性がつくれること。』哀悼の意をこめて、オリジナルな関係性を作り上げた芸能人夫婦をご紹介しました。
ふたりで協力して乗り越え、心地よい関係性を作り上げていくしかないなと思いました。
夫婦に正解はない。と励みになりました。よかったら、こちらも読んでみてください。
自分の思考をまとめるために、長々と書きました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。