インナーチャイルドを癒して「卒業」そして、新たな気持ち
10年以上担当してもらってる美容師さんが、わたしに「大人になりましたね」ってボソッと言ってきました。
おもわず言ってしまったようで、慌てて老けたとかそういうことではなく…とすかさずフォローしてしましたが。
言われた当人のわたしは思いあたる節もあり、イヤな気分になることもなく(そういうの、わかるんだ。ずっとその立場で見てきてる人だからかな。)と思っていました。
担当の美容師さんに「大人になったね」と言わせた、思いあたる節が《インナーチャイルドを癒して「卒業」そして、新たな気持ち》になったからです。
アダルトチルドレンやインナーチャイルドという言葉をご存知ですか?
心理学やスピリチュアルなことが好きな方は、聞いたことがあると思います。
担当の美容師さんに「大人になったね」と言わせたのは、わたしの中のアダルトチルドレンやインナーチャイルドの部分が癒されたからだと思います。
美容師さんと長く付き合うことにはメリットがあります。そのことも記事にしてます。読んでみてくださいね。
「大人になりましたね」ってボソッと言わせた思いあたる節と言うのが、『卒業』です。
髪を整えにいった直接的な理由も、卒業式があるからです。
その卒業式のうちのひとつ、長女の中学校の卒業式で感じたことはすでに書きました。
とてもいい式で、『門出』に相応しいものでした。
もうひとつの卒業式は、次女の小学校の卒業式です。こちらは、来週に控えています。
小学校と中学校の卒業式のちがいについて書いたこちらの記事もよかったら、読んでくださいね。
今ようやく結婚後15年たって《インナーチャイルドを癒して「卒業」そして、新たな気持ち》で歩き出した感覚があります。
そのことについて、今回は書きたいと思います。
子どもと一緒に成長する
学生を最後に卒業してから大人になって、『門出』というかたちの卒業はありましたか?
わたしは学生を終えてから、『門出』と言えるような卒業はないです。
結婚が、独身(子ども)からの卒業=『門出』なのかもしれませんが、一般的な時期よりも早く結婚したわたしには、その感覚がありませんでした。
結婚して親になって15年たってようやくって、おいおい。とツッコまれそうですが…。
未熟なヤツが親になるなよ。というツッコミは、虐待問題などの意見としてよく見かけますが、未熟じゃない親なんていない。が正解だと思います。
未熟なりに一生懸命にやってるのは、子どもたちはよく理解して受け入れてます。
子どもは自分だけでは生きられないので、受け入れるしか選択肢はないのですが、それを引き受けるのを知ってて生まれてくるように感じました。
勝手な思い込みでも、わたしにはそう思えることが15年間子育てしながら何度もありました。
親は子どもと一緒に成長しながら、自分自身も育ててるんだなと思います。
2つの問題のもと
アダルトチルドレンやインナーチャイルドが生きづらさの原因になってることがあります。
まずその問題のもとについて、簡単にわたしの場合を書きます。
親による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人。
「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなおトラウマ(外傷体験)を持つ」という考え方、現象、または人のこと。
わたしの育った家庭が機能不全家庭ということではなく、わたしの母がこの機能不全家庭で育った人です。
わたしの父は田舎の一般的な家庭で育った人なので、父の存在でなんとか一般的な家庭の感覚を保てていた、そんな家庭でした。
そのことが理由の一つ。もう一つは自分自身の大怪我したことから派生した経験が理由で、拗らせていたわけです。
子どもの頃に嫌な思いをしない、辛い経験をしない人なんて、いないと思います。
みんな大なり小なりマイナスの経験はしてきてるはずです。
なぜなら、マイナスな経験をしないと解らないことがあるからです。
そのことは子育てをしていて、とくに思いました。
"同級生から傷つけられる言葉を言われた。
この言葉は刃物になるんだ。
痛い。辛い。悲しい。
自分は使わないように気をつけよう。"
そうやって経験しながら学んでいきます。
本来なら、これを何度も何度も繰り返しながら成長していきます。
わたしは、大怪我したことから派生した次々と起こること、大きく揺れる感情に疲れてブロックしてしまいました。
頑丈な箱の中に入ってしまいました。
そうするととてもラクでした。
インナーチャイルドという言葉がぴったりな状態でした。
インナーチャイルドについて、わかりやすく説明してるサイトはこちらです。
わたしがインナーチャイルドを癒すために必要なプロセスが、早く結婚することと子育てだったと今そう思っています。
キッカケは揃う
そう思うようになったキッカケは、ブログを書くようになったことが大きいです。
もともと自分自身のことは俯瞰してみる方です。自分におこることは、常に客観的な視点があります。
そうではありましたが、こうしてブログに書くようになり文字として見返すことができると、よりはっきりクリアになりました。
先程紹介したサイトに、デメリットも書いてあります。
過去のイヤな記憶や感情をもう一度掘り起こす作業が必要になってきます。
もし、あなたが子供時代のある時期の記憶がすっぽりと消えている、すぐに思い出せないといったことがあったら、ムリヤリ思い出そうとしないほうがいいでしょう。心を守るための、防衛機制がはたらいている可能性が高いです。
本当にこの通りに、辛くなることもありました。
とくに、忙しく過ごしてる方は無理にこじ開けなくていいと思います。
わたしは今向き合うだけの時間がたっぷりあります。
どんな辛いことも時間が癒してくれるということはあります。
知らない間に、気づかない間にスッキリ解決してる、癒されてることもあると思います。
わたしがブログをはじめたこと、今たっぷり時間があること、長女が義務教育課程を修了することなどキッカケとなることが揃ってました。
おもしろいことに、大好きなアーティストが過去の古い曲をライブで演奏してくれました。
その曲は10代のわたしが閉じこもりながら愛聴していた曲です。
ライブで聴ける日が来るなんて思ってもいなかった、想像したこともなかったので、大号泣してだいぶ疲れました。
こんな感じで、無理にこじ開けなくても、必要ならそうやってキッカケが揃うんだと思います。
まとめ
アダルトチルドレンやインナーチャイルドは、生きづらさの原因になってることがあります。
わたしがインナーチャイルドを癒すために必要なプロセスが、早く結婚することと子育てだったと今そう思っています。
そう思うようになったキッカケは、ブログを書くようになって子育てや結婚について振り返る機会が増えたことが大きいです。
その結果《インナーチャイルドを癒して「卒業」そして、新たな気持ち》で軽やかに、一歩踏み出したところです。
ここからはあわてず、ゆっくり確かなものにしていきたい、いこうという気持ちです。
閉じこもっていた小さなわたしに、「愛してるよ。だから、もう怖がらないで。今までありがとう。」と抱きしめてあげたいです。
インナーチャイルドやアダルトチルドレンの言葉が引っかかった方、慌てないでください。
今が辛くて意味なんか見出せなくても、わかる時はきます。
大人になってからの方が時間が長いです。
人それぞれのペースがあります。
それでいいじゃないですか。それが人生。
人生100年時代の1/3がすぎた者の感想です。
お読みいただき、ありがとうございました。
今週のお題「卒業」